拍手お礼1 | Of Course!!

拍手お礼1

2015/7/3~2015/8/3の拍手お礼です。大学生で同棲している堀鹿です。

 

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 おかしい。もうすぐ十時になるのに、堀先輩が起きてこない。今日の講義は二コマ目からだし、そろそろ起きないと時間が危ないのに。

 寝室に行き、ベッドを覗き込む。先輩はまだ、布団の中で健やかに寝息を立てていた。珍しいこともあるものだ。

 先輩の身体に手を伸ばそうとして、引っ込める。普通に起こすんじゃつまらない。

 布団を少しめくり、ベッドに潜り込む。先輩が寝返りを打って、ちょうど向き合う形になった。いつも上げている前髪が額にかかっていて、何だかかわいい。先輩、まつげ長いなぁ。でも布団に隠れている身体はたくましくて男性らしくて、とてもかっこいいんだよね。こんなに素敵な人が彼氏だなんて、私は幸せ者だ。

 右手を伸ばして、先輩の前髪を軽く搔き上げる。そういえば昨日はバイトが忙しかったみたいで、帰ってきた時だいぶ疲れてる様子だったっけ。お風呂から上がってすぐ寝ちゃって、私が後からベッドに入っても気づく素振りがなかった。いつも寝る前は先輩と話したり、まぁそういうこともしたりしてるから、何だか不思議な感じだった。こうやって触ってても起きない先輩っていうのもなかなか見れないし。

 手を動かして、先輩の頬をつつく。思わず笑みを漏らすと、手首を掴まれた。

「おまえ、いつまでそうしてんだ」

「あっ、先輩。おはようございます」

「……いま何時だ?」

 先輩がベッドサイドの目覚まし時計を手に取る。

「げっ、もう十時じゃねぇか。おまえ、起こすならさっさと起こせよ」

「すみません。随分とお疲れのようだったので、つい」

「ああ、頬をつついてくる奴がいなかったらまだ寝てただろうな」

 溜息を吐き、先輩が目覚まし時計を置いた。私の身体を抱きしめ、体勢を変える。先輩にのしかかられる状態になった私は、何度もまばたきした。

「先輩? どうしたんですか」

 先輩が身体を動かす。太ももに熱いものが触れて、全身が硬直した。

「あー、えっと。これって、あれですよね。男性が朝になる」

「それもあるけど、こうしておまえの顔を見てたら、そういや昨夜やってねぇなって思ってな」

 更に先輩が動き、それが脚の間に当たった。小さく漏れた声に、先輩が笑う。

「あの、先輩。講義は」

「めんどくせぇ。一回くらいサボってもいいだろ」

「えっいやでも、私も講義が」

「おまえもサボっちまえ」

「ちょっとせんぱ……あっ」

 首筋に吸い付かれ、言葉を遮られる。先輩に求められたら私が抵抗できないのを知っててこういうことをするんだから、この人はずるい。それでも、

「なぁ鹿島。おまえもしたいんだろ?」

 身体を離して見下ろしてくる先輩の瞳に、情欲の色が見える。彼の背中に手を回し、頷いた。

「たくさんしてください、先輩」

 どんなに頭で分かっていても、私はこの人に落ちてしまうんだ。

 

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update 2015/8/3